女性の体にやさしい! 女医に聞いた「風邪のひきはじめに効く漢方」とは?
1月9日は風邪の日だとご存じでしたか? お正月休みが終わり、仕事が始まって数日、ちょっと疲れがたまり風邪をひきやすい時期ですよね。
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風邪に気をつけたい女性におすすめなのが、「漢方」です。さまざまなテレビ番組で漢方特集をするなど、いま話題となっています。そこで今回は、漢方医学に詳しいお医者さんに風邪に効く漢方と、その魅力について聞いてみました。
「漢方のいいところは、“体質改善”に最終的な目標があるところです」そう答えるのは、慶應義塾大学医学部漢方医学センター 医局長の堀場裕子先生。例えば、頭が痛い場合。頭痛を治す薬を処方するのではなく、頭痛の原因が“冷え”によるものだとしたら、冷え性という体質そのものを改善していくそうです。
慶應義塾大学医学部漢方医学センター 医局長:堀場裕子先生
堀場先生は6年ほど前から漢方を毎日飲んでおり、「自分の体は漢方でできています」と自負するほど。「漢方を飲み始めてから、風邪をひかなくなりました。病院に勤めているけれど、インフルエンザにもかかっていません」とも。風邪予防やひき始め、ゾクっと悪寒があって、じわっと汗をかいている時は「桂枝湯(けいしとう)」、汗をかいていない時には「葛根湯(かっこんとう)」という漢方を飲むと、身体が温まり風邪が悪化しないそうです。また顆粒タイプや錠剤タイプ、丸剤タイプがあるので、お好みで選ぶことができますよ。