「東京三大イチョウ」独断決定! 都内の巨樹探訪案内
その3
大國魂神社の大イチョウ/府中出雲の大国主神と同神で、1900年もの歴史をもつ大國魂神社。武蔵国を開いた神さまがお祀りされているため、ここをお参りすると、なんと武蔵国(東京多摩~埼玉、神奈川の一部)すべての神社にお参りしたことと同じ!というありがたさです。荘厳な本殿の裏に意外なほどひっそりと佇む大イチョウは、市指定天然記念物。幹周9.1m、樹高23m、樹齢はなんと1000年といわれます。お参りすると産後の肥立ちがよくなるといわれています。
(左)馬場大門のケヤキ並木は国指定の天然記念物。(右上)こちらの狛犬さんにはお子さんがおりました。(右下)参道を進み、拝殿の門(中雀門)をくぐると、凛とした空気に変わります。
(左)強烈なパワースポットなのは、人々の思いのパワーが結集しているからでもありそう。(右)結びたくなる気持ちは、わかる。
▼大國魂神社
住所府中市宮町3-1
最寄駅:京王線府中駅、JR南武線府中本町駅
ご紹介した3本のイチョウはすべて神社仏閣のなかにありました。また、いずれの木も気根(地中茎から出た根で、その形状から乳根ともいわれる)があるため、おかあさん方に信仰された古木でもありました。
麻布山 善福寺のイチョウの気根
いまなお春が来るごとに緑に、秋を迎えると黄に葉を染めながら、数百年にわたって同じ場所に立ち続けている巨樹。めまぐるしく変わる都会の風景のなかにも、意外に残っているものです。あなたの家の周囲にある樹木にも、驚くべき巨樹、古木があるかもしれません。
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