週1三時退勤で家族を犠牲にしない働き方を実現。『グッド・アクション2014』にみる、より良い職場づくりのヒント
「このルールは社員全員を信頼しているからこそ実現したルールだと思う」という喜びのコメントには、社員全員が責任感を持って働いたうえで、お互いを信頼するという人間的なつながりの結果、全員が働きやすい環境を実現しているという自信がにじみ出ているようでした。
ほかの部門賞には、地域貢献部門の徳島・神山の古民家での新しいワークスタイルを実践するSansan株式会社、社内コミュニケーション部門では、従業員に感謝の気持ちを伝えモチベーションを高めるために「人事部感動課」を立ち上げたサイボウズ株式会社、および有志の会「One Panasonic」が風土革新へ挑戦するパナソニック株式会社、中途入社後の活躍促進部門の自転車で出かけてランチに2時間かけ、コミュニケーションを深めるRetty株式会社、特別賞の残業時間を80パーセント削減した株式会社ピコナなど、ユニークな取り組みが選ばれました。
審査委員からの講評では、横浜市男女共同参画推進担当参与で、NPO法人GEWEL副代表のアキレス美知子さんは、多様性というキーワードを挙げ、「いろいろな会社が独自の発想で取り組みをしていくこと」や「業界や会社の壁を越えて、いい取り組みを共有していく機会が広がること」への期待を口にしました。
表彰された12の取り組みのように、それぞれの職場に合った取り組みはきっとあるはずです。既存の考えに捕われることなく、女性をはじめさまざまな人たちが気持ちよく自分の能力を発揮できる職場になるよう、もっともっと新しい取り組みが生まれることに期待したいものです。
・リクナビNEXT「グッド・アクション2014」
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