年下、純愛、ラブコメ。アラフォーに贈る恋愛映画3選
年齢を重ねると恋愛に対するスタンスが固まってしまっていること、ありませんか?恋愛感情はもう関係ない…なんて思っている人もいるかもしれません。でも、いわゆる“胸キュン”な気持ちは、いかなる時も大切な生きる源ではないでしょうか。
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人生の酸いも甘いもを噛み分けた大人の女性だからこそ愉しめる恋愛映画3本をご紹介します。
年下男子と恋愛するなら?▼「ぼくの美しい人だから」
監督:ルイス・マンドーキ 主演:スーザン・サランドン、ジェームズ・スペイダー
年下の男性って好き? という話題になると「自分はいいけれど、相手がどう思うか…」と答える女性が多いように思います。自分がどう思うか以前に、年下男のオシリを追いかけるなんてはしたない、という刷り込みがあるのでしょう。でも、この映画のノラは、つい先ほど自分が働くハンバーガーショップの客だった彼とバーで再会すると、酔っている彼の隣りに座り、やがて一夜をともに過ごすことに…。
いわゆるワンナイト・スタンド。行きずりの恋?とも言えないような出会いから始まる二人。27歳のエリート広告マンで、教養がありクラシック音楽を愛し、インテリア雑誌から抜け出たみたいなモダンな家に住むキレイ好きな彼、マックスをジェームズ・スペイダーが、43歳で教養もなく部屋はぐちゃぐちゃのノラを、スーザン・サランドンが好演。
あり得ないはずの二人の関係が、燃えたり冷えたりしながら進んでいくプロセスがリアルで、だらしない中年女だと思われていたノラが、最終的には、誰にも媚びない凛とした生き方を貫くカッコよさ! 衝撃的なハッピーエンドに年上女性は快哉を叫ぶでしょう。
1990年代、マックスに近い年齢で観た時は、「こんなオバサンとアリ?」と感じました。
現在は年上女性と付き合うカップルも増えてきたこともあり、まったく違和感を感じません。ただ、自分からいつでも別れを切り出せる、潔い年齢の重ね方をしている真に大人の女性だけに許される恋愛なのかな、と思います。