パリの「国立ピカソ美術館」がリニューアル、その全貌を一挙公開!
画像:(c)Rmn-GP,Droits reserves/(c)Succession Picasso,Paris 1014/(c)Rmn-Grand Palais,Paris 2014
『物思いのオルガ』(Olga pensive 1923)彼の妻だったオルガ。赤い首巻きの柔らかい手触りまで感じられ、それが憂いを含んだ寂しげな表情を一層際立たせています。
画像:(c)Rmn-GP,Droits reserves/(c)Succession Picasso,Paris 1014/(c)Rmn-Grand Palais,Paris 2014
『セレスティーナ』(La Celestine 1904)青の時代を代表する、隻眼の女性を描いた作品。空気がはりつめたような緊張感が漂います。画集などでよく目にしますが、実物を見ると迫力に圧倒され、しばらく立ち去ることができませんでした。
絵画にとどまらず、版画、彫刻、陶器など多くの作品を残したピカソ。その彼の創作活動を物語るかのように、リニューアル後の展示スペースは以前の2倍、所蔵数は約5000点だそう。最上階にはルノアール、セザンヌやマティスなど、ピカソが個人で所有していた巨匠の作品もあります。最上階の4階まで見終えると、達成感でうっかり地下1階を見逃してしまいそうになりますが、銅版画など貴重な展示がありますのでぜひ地下も鑑賞しましょう。
最後にミュージアムショップへ。
ピカソの代名詞といえば、ボーダーのシャツですよね。ちゃんと売られていました。そのほかポストカードもたくさんあったので、気に入った作品のポストカードを購入すれば、いい思い出になるはず。
この美術館の周りにはアート系の本が充実したブックストアや、自然食を扱うおしゃれなショップもあって散策も楽しめます。ぜひパリを訪れたら、そちらも立ち寄ってみてくださいね。Bon Voyage!
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