セクシーさを忘れずに…。年齢を重ねるほどに魅力が増す生き方『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』
(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
岩本麻奈
“生涯恋愛現役” という言葉、パワフルですよね。著者は1997年に渡仏して以来、パリと日本を行き来する皮膚科医・美容ジャーナリストの岩本麻奈さん。彼女が専門の皮膚医学から思いきって逸脱し、
生涯を美とアムールに生きるというパリの先輩マダム達から学んだ、年齢を重ねるほどに魅力を増す生き方、センシュアルであるための秘訣が描かれます。
生涯恋愛体質、80歳代でも週1回は愛し合うカップル…などの記述に、淡泊気味な日本人はクラクラしてしまうかもしれません。美と誘惑の必需品として、「セクシーでなければランジェリーではない」という名言や、シャンパン、アロマキャンドル、最高の媚薬であるチョコレートなどについて語られるのですが、思いきりヒザを打ったのは、
ボディクリームについて!
マダム達はいつ何時恋人に触れられても、なめらかでしっとりとした「気持ちいい」肌であるようにしているのです。いざという時、相手を最もダイレクトに魅了するのは、やはりボディの肌触りということでしょう。
化粧品の消費は世界のトップクラスの日本ですが、ボディ化粧品を日常的に使っている日本女性は少ないそう。
国民性や習慣は違っていても、「肌触りの良さ」が女性としての魅力をあげてくれるという事実は一緒。顔に手をかける以上に、ボディローション、ボディオイル、ボディクリームを愛用したいものです。これこそ、最強にポジティブでいられる秘訣ではないかと思います。