4月はやる気満々だったのに、5月を迎えたら、何となく気持ちが晴れない…ということはありませんか? あまりに不調であれば専門家に相談すべきですが、ちょっと落ち込んでいるくらいなら、気分をスカッと爽快にしてくれるDVDを観て、モチベーションをアゲましょう。
“よっしゃ~っ!”っと弾みがつけばしめたもの。お薦めの映画3本をご紹介します。
あり得ない展開に快哉を叫びっぱなし▼最強のふたり
監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
出演:オマール・シー、フランソワ・クリュゼ
2012年公開のフランス映画ですが、“フランス映画界 歴代1位”という呼び声を聞かなければ、普段なら観ないかもしれないマッチョな邦題。原題はというと「intouchables」で、直訳だと「触れることのできないものたち」という意味です。
舞台はパリ。不慮の事故で首から下がマヒした、大富豪フィリップの介護者選びの面接に、スラム街出身の黒人青年ドリスが、生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに訪れるところからスタートします。
おためごかしを一切言わないドリスに新鮮味を感じたフィリップは、彼を採用。そこから展開する、
背景も趣味も真逆の二人が織りなす破天荒な冒険譚のおもしろいこと! 最初は衝突ばかりだった二人が、次第に共犯者意識を深め、驚異のカーチェイスやパラグライダー体験も。
「彼だけは私を対等に扱う」というフィリップの言葉が刺さります。
おすすめは、フィリップが招いたオーケストラ演奏の後に、ドリスがアース・ウィンド・アンド・ファイアーをかけてダンスを見せつけるシーン。
ドリス役のオマール・シーは、最初はテレていたのにいざとなったら体が自然に動いて、奇跡的なダンスシーンをワンテイクで決めたそう。
実話がもとになっているというのが驚きの、元気になれる1本です。