へなちょこテディベアがかわいすぎて癒される! 新着チェコ映画『クーキー』に大注目
チェコから、めっちゃカワイイくまのぬいぐるみが主人公の映画『クーキー』が到着します! 見てください、この癒しのゆるカワスマイル!
(c)2010(c)Biograf Jan Svêrák, Phoenix Film investments, Ceská televize a RWE.
チェコでは初登場1位、『トイ・ストーリー3』を上回る大ヒットを記録。監督するのはなんと、アカデミー賞(R)外国語映画賞受賞したこともあるヤン・スヴェラーク監督。チェコ伝統のマリオネットと精巧に作られたミニチュアやVFXをふんだんに使い、イマジネーション豊かなファンタジーワールドを描きます。
ヤン・スヴェラーク監督は、8月の公開に先駆けて、監督実息子である主演のオンジェイ君とともに7月上旬来日予定です。
オンジェイ君も、これまたキュート! 今回は、ヤン・スヴェラーク監督のインタビューが届いたので、みなさまに映画の魅力をいち早くご紹介します!
(c)2010(c)Biograf Jan Svêrák, Phoenix Film investments, Ceská televize a RWE.
―この物語はどのようにして生まれたのですか? 脚本を書き始めたとき、父親として子供に話すのにはどのような物語が良いかと考えていました。子供はどんな話に興味を示すだろうかと。私は遊びの延長でクーキーの物語を書き始めました。
―社会派映画で定評のある監督ですが、子供も楽しめる映画を作ったのはなぜですか? 長い間、昆虫のような小さなものに焦点をあてた映画を作りたいと思っていました。葉っぱの間から差し込む光、空気中を舞っているタンポポの綿毛。そういう世界です。
過去にも試みたことがありましたが、上手くはいきませんでした。そこで、役者の大きさを変え、物語も小さな世界に入り込むような展開にしました。
主役も小さくし、舞台に切り株を使い、ラズベリーの葉から漏れる光に焦点を当て、自然の中の昆虫や、綿毛のようなものをしっかりと撮影することにしました。
(c)2010(c)Biograf Jan Svêrák, Phoenix Film investments, Ceská televize a RWE.
―撮影は大変でしたか? 撮影にあたっては事前にテストを行っていて、今回も家でレゴを使って実験したり、撮影もさまざまなフォーカスを試したり。被写体をレンズから5センチくらいの至近距離から撮影した時に、うまい具合に周囲がぼやけた感じに映るかどうかを知りたかったのです。
今回の撮影は当初は35日間で行う予定でしたが、最終的には100日間にまで延びてしまいました。最初に考えていたよりもはるかに大変な撮影でした。