街並み、ファッション、会話の妙…パリの美意識に癒される映画3本
“飾らない”トレンチコートの着こなしを学ぶ▼僕の妻はシャルロット・ゲンズブール
監督:イヴァン・アタル
出演:シャルロット・ゲンズブール, イヴァン・アタル, テレンス・スタンプ
監督はシャルロットの実の夫、イヴァン・アタル。彼がスポーツ記者役を演じ、女優を妻にしてしまったヤキモチ焼きの夫の悩みを描きます。両親がジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブールという生まれながらのセレブで、どこにいてもサイン責めに合う妻。撮影現場を訪ねれば濃厚なラブシーンや全裸シーンが…。リアル過ぎてちょっと心配になるストーリー。気取らず自然に振る舞う1971年生まれのシャルロットがカッコいい!
きちんとドレスアップしてヘアメイクも決めて、ネイルもばっちり…みたいな日米の女優さんを見慣れていると、シャルロットの
あまりの飾らなさに驚くかも。とはいえ、わたしにとっては、彼女はファッションアイコンです。かつて映画を観終わった後、彼女のトレンチコートの着こなしにインスパイアされ、その足でバーバリーに飛び込みました。
“いかにもイイ女風”じゃない、ユル~い着こなしが素敵! ぜひご確認ください。
フランス人らしさが際立つ小粋な映画。パリジェンヌの神髄がわかります。ブラッド・メルドーの音楽も素敵なので、サントラもお薦めです。