街並み、ファッション、会話の妙…パリの美意識に癒される映画3本
大人の男女の会話にドキドキ▼シェフと素顔と、おいしい時間
監督:ダニエル・トンプソン
出演:ジュリエット・ビノシュ, ジャン・レノ, セルジ・ロペス
舞台は、ストで飛行機全便が飛ばなくなったシャルル・ド・ゴール空港。DV彼氏から逃げてきたローズ(ジュリエット・ビノシュ)は、トイレに携帯電話を落としてしまうというアクシデントがきっかけで、フィリップ(ジャン・レノ)に出会います。
化粧が濃く感情的なタイプのローズは、繊細で不器用なフィリップの好みとは正反対。追いかけてきたDV彼氏から助けてあげた行きがかり上、二人は空港近くのホテルで一夜を過ごすはめに…。
ルームサービスでディナー中、出会って数時間とは思えない、ドキドキするような男女の会話が繰り広げられます。
ずっと前から別れを意識し、DV彼氏に置き手紙をして出てきたと話すローズに「じゃあ、その間、もう愛してない男と感じたフリをしていたの?」と思わず聞いてしまうフィリップ。「本当のことを言うわ。私はとても長い間、感じたフリをしてたのよ。
まだ愛してる男と…」と応じるローズ。
その後、オリーブオイルが顔にかかり、バスルームで素顔になって戻ってきたローズを見たときの、フィリップの顔は見逃せません。ガーリーなスッピンの顔は、フィリップのもろ“タイプ”だったのですから!
そこから展開する
大人のラブストーリーが必見。フランスを代表する國際的トップスター二人の初共演という触れ込み以上に、心が深く満たされるハッピーエンドは見事です。
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たったワンシーンで、人生を味わい深いものにしてくれる映画たち。パリが舞台のこの3本は、迷いがちな私たちの感性と美意識をキレイに磨いて癒してくれるでしょう。
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