『佐藤初女さんのこころをかける子育て』から学ぶ、親が子どもにできるたったひとつのこと


子育てに行き詰まった時には、自分の子ども時代を思い出して

それでも、時には「子育てがうまくいかない」と悩むこともあるでしょう。そんな時の対処法を著者は、以下のように述べています。

「思うように育たないときは、親が自身の子ども時代を振り返るのがいちばん」
たしかに、自分の子ども時代を振り返り、親に対してどのような思いを抱いていたかを思い出すことで、自然と子どもの気持ちが見えてくるように思えます。


育児とは、子どもの持っているものを伸ばすこと

著者はこうも言っています。

「その子の持っているものを伸ばしてあげる、という心で育てることが大切です」
「見守って信じる」ことは、簡単に見えてとても難しいことです。わが子をかわいく思うあまり、つい手や口が出てしまうのが、親である私たちの心情です。

しかし、子育てにおける親の役割は、あくまでも子どものサポート。子ども自身の力を信じ、見守るのが大切ということなのですね。

「親は子どもを受け入れ、見守ること」という考え方を基本軸に置いておけば、子育てでどんな悩みにぶつかっても、子どもに対する態度や接し方に迷いがなくなっていくのではないでしょうか。

著者の優しい言葉の言い回しと、子育てへのアドバイスが多数紹介されているので、読んだ後にはスッキリとして、育児疲れが癒された印象を持つ人が多いはず。

育児の悩みは「悩んでいるのは自分だけじゃない」と知るだけでも、楽になれるものですよね。
ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょう。

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