住宅ローン「フラット35」のポイント4つ(住宅ローン特集2015年度版 3)

2015年版 家を買う前に知っておきたいポイント4つ
住宅ローンの気になる調査結果の続きです。

「住宅を購入する場合は、すぐさま提携ローンを選ぶのではなく、他の住宅ローンと比較、検討した上でローンを選びましょう」と教えてくれたのは、ファイナンシャルプランナーの浅井秀一さん。自分で住宅ローンを探す第1歩は、「フラット35」のチェックから!

住宅ローン「フラット35」のポイント4つ(住宅ローン特集2015年度版 3)

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住宅ローン「フラット35」のポイント

・ポイント1:フラット35の魅力は、長期の固定金利
「フラット35」は、住宅金融支援機構と民間金融機関とのコラボレーションタイプの住宅ローン。最大の特徴は、「長期の固定金利で借りられる」こと。金利低下が最終局面となった現在は、もっとも利用したい住宅ローンのひとつだ。

利用にあたっては、「物件の要件」や「ローンを組む人の収入基準」などの要件を満たすことが必要だが、新築住宅や築年数の浅い中古マンションは、多くの物件が対象となる可能性がある。

・ポイント2:「フラット35」の注意点は、金利の見方
注意ポイントとして覚えておきたいのは、「『フラット35』の金利には、団信保険料が含まれない」ということ。団信(だんしん)とは、住宅ローン加入と同時に加入する生命保険で、ローンの借り主に万一のことがあった場合は保険金でローンが完済されるというもの。
民間の住宅ローンを借りる場合は団信の加入が必須なので、保険料が上乗せされて提示されている。

「フラット35」は、団信への加入は強制ではない。任意なので加入しなくても良いが、通常は万一のことを考えて加入する。つまり、「フラット35」の金利を考える時は、団信保険料という「毎年発生するコスト」を含めての計算が必要なのだ。

このコストを金利に換算すると0.36%程度。定率タイプの融資事務手数料のコストを合わせると、フラット35の実質金利は「表面金利+0.5%」程度と考えておけばよい。


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