連載記事:普通のママでもできる投資
「投資が怖い」は間違い! 結果をコントロールしてコツコツ資産を積み立て(普通のママでもできる投資 Vol.2)
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みなさんは、「投資」にどんなイメージを持っていますか?
「怖い」「難しそう」
「投資ってギャンブルよね」
「誰かが得をすれば誰かが損をするゼロサムゲーム」
「まともな人のすることではない」
「投資はお金持ちがするもの」などなど。
中には、「祖父の代からの家訓で、投資には絶対に手を出すなといわれています」という人もいましたよ。投資ってブラックなイメージがあるようですね。
でも、そんな時、私はこう答えます。「あなたが思っているのは、投資ではありません。投機です」と。
投機とは、つまり、ギャンブルです。ギャンブルは、勝つか負けるかわからない。
結果に法則性がありません。運です。結果をコントロールすることは誰にもできないのです。パチンコ、競馬、競輪そして宝くじなど、「今度こそ!」と夢見て、お金を投じますよね。
投資の結果はある程度コントロールできる
「投資」はギャンブルではありません。偶然性に賭ける「投機」と違って、「投資」の結果には、ある程度の法則性があり、結果をコントロールすることができます。
第1回のコラムでお伝えしたように、「会社にお金を使わせてあげる」というのは、「将来有望な会社の株式を持つ」ということです。株主になることですね。
言い換えれば、モノやサービスを作り出す会社のオーナーになることです。
価値を生み出す会社の株を長期保有することで、その会社が成長し、あなたのお金も増やすことができるのです。これを「長期投資」といいます。
一方、「短期投資」というのもあります。これは、株を売ったり買ったりして、株の値動きにかけて儲けようとするものです。デイトレードと言って、一日中株価をウォッチして、タイミングをみて売買するので、子育てやお仕事に忙しいママには難しい取引ですね。
また、FX(外国為替証拠金取引)も、女性に人気があるようですが、これは、外国為替を使って短期の取引をし、円と交換する時の値段の変動と、金利で儲けようとするものです。為替自体が付加価値を生み出しているわけではないので、こちらも投機の対象だと思います。