夏、ラテンの熱気でリフレッシュ! 傑作ダンス映画3選
ギラギラ照りつける真夏の太陽を浴びると、身体の奥底からプリミティブなリズムが湧きあがってきて、本能のままに踊ってみたくなりませんか? えっ、紫外線は気になるし、ただでさえ夏は弱いのにとんでもない? いえいえ、エアコンの効いた涼しいお部屋でお楽しみください。
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人間が本来、持っている“踊りたい!”という欲求を、余すところなく満たしてくれるダンスシーンが見事な映画たち。特に、狂おしいほど魅力的なラテンのステップが、これでもか!これでもか! と楽しめる
マンボ、フラメンコ、タンゴは、ダンスに興味がなくてもその
肉体美に目がクギ付けに! お薦めの傑作映画を3本をご紹介します。
セクシー&官能的なダンスで、マンボの魅力に開眼▼「マンボ・キングス わが心のマリア」
監督:アーネ・グリムシャー
出演:アーマンド・アサンテ, アントニオ・バンデラス, キャシー・モリアーティ
キューバからニューヨークへ、アメリカンドリームを夢見てやってきた歌手のセサール(アーマンド・アサンテ)と、作曲家でトランペッターのネスター(アントニオ・バンデラス)兄弟。彼らが、アメリカのショウビズ界でスターダムに上りつめる様子が、情熱的なラテンのリズムに乗って、スタイリッシュに描かれます。
1950年代、マンボ全盛期のニューヨークを背景に、アメリカの伝説的なコメディ番組「ルーシー・ショー」に二人が出演するシーンも。1992年製作で、これが英語圏の映画初出演となるアントニオ・バンデラスが、恋に悩む初々しくも激しい青年を好演。
“最高にセクシーで、狂おしいほど官能的”という謳い文句通り、圧巻なダンスシーンが見物です。
音楽好きにはたまらない、ラテンミュージックのトップスターたち、
セリア・クルーズ、
ティト・プエンテ、
リンダ・ロンシュタット、
ロス・ロボスらが、なんと実際に登場! ノリノリで歌い踊るシーンからは、本場の熱気がムンムン伝わり、一緒にステージを囲んでいるような気持ちになることでしょう。思わず腰が動いちゃう1本です。