幸せの見つけ方〜自分の幸せを決める7つの運命の扉〜(女性の幸せの見つけ方特集-1)
今回の特集では「ママの幸せ」について考えてみます。20代、30代、そして40代。年代によって「女性の幸せのかたち」は変わっていきます。後悔しない人生のために、あなたは、今、何を選択しますか?
先頃、『女性の幸せの見つけ方』という本を上梓した、作家の本田健さんにお話を伺いました。
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価値観が変わり、女性の幸せのかたちも変化している
ほんの少し前まで、「女性の幸せ」と言われるコースは決まっていた。結婚をし、家庭に入って、子どもを産み育てる。それが女性の幸せだと、多くの人が思っていたはず。
それがどうだろう? いまでは、結婚しても子どもがいても、家庭に入らず働くことが当たり前のように語られる世の中になった。
価値観が大きく変わり、主婦になり子育てをすることが幸せだという考え方もある一方で、キャリアを追い求めて生きることに魅力を感じるママも多いのではないだろうか。
「今は、ママであることが最優先!」と思っているはずなのに、バリバリ働いている友だちの話を聞けば、心穏やかではいられない…。そんな気持ちを抱えることもあるだろう。
そうした気持ちに向き合うことは、実は大切なこと。なぜなら、価値観が大きく変化している今、ウカウカはしていられないからだ。「今まで通り」に安住しているだけでは、時代の狭間に落ちてしまうかもしれない。
しかし、「すべての女性は、もっと幸せになれるし、幸せになるだけの価値がある」と、本田さんは言う。
年代によって「女性の幸せのかたち」は変わっていく
女性は年代によってライフスタイルが変わり、幸せのかたちも変化する。
たとえば20代は、恋愛、遊び、仕事が忙しい頃。人生で最高と最悪の思い出をつくるのも、たいてい20代だ。死ぬほど好きな人ができて、幸せの絶頂にいたかと思うと、裏切られて、地獄の苦しみを味わったりもする。
その後、30代前後で出産をして、子どものかわいさに心を奪われる。しかし、子育ては息つく暇もなく、毎日の家事、仕事などに忙殺されている。大恋愛で結ばれたはずの、私の王子様もいつの間にかメタボになってしまい、溜息をつく毎日かもしれない。
ざっと20代~30代を見ただけでも、年代によって、幸せと感じることや大変なことに違いがあるのが理解できる。これがすなわち、女性の幸せのかたちの変化だ。