秋のしっとりした気分にふさわしい優しいバロック3選
昼、コレッリの楽しげなバロック・ヴァイオリンで気持ちを整えて午前中、職場でカリカリすることがあったら、ランチタイムの行き返り、コレッリのお世話になりましょう。
アルカンジェロ・コレッリ(1653~1713)はイタリアのボローニャ生まれ。彼が作曲した
「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集」は、今の私たちからは、ちょっとだけ浮世離れして聴こえるかもしれませんが、とってもラブリー。
単純明瞭で美しい旋律は、緩急の変化がありながらバランス感覚に優れ、ぐちゃぐちゃにこんがらがったあなたの気持ちに秩序を与えてくれます。午後からはまた、いつもの快活なあなたに戻れますよ。古楽器の持つ、地に足の着いたアコースティックな柔らかさが、焦って動かないで、ゆったりと余裕を持って行動するよう仕向けてくれると思います。