秋のしっとりした気分にふさわしい優しいバロック3選
夜、ラモーのチェンバロで思う存分、癒されましょうああ、疲れた…と帰宅したら、BGMは
ジャン=フィリップ・ラモーの
「クラブサン曲集」をぜひご指名ください。 英語ではハープシコード、ドイツ語ではチェンバロ、フランス語ではクラブサン、一般的には
チェンバロと呼ばれる、ピアノの前身である鍵盤楽器は、典雅で優しい響きが魅力です。
フランス生まれのラモーのクラブサン曲を集めた、この「ジャン=フィリップ・ラモーの肖像」は、パリの古楽コンセルヴァトワールで学んだチェンバリスト、
崎川明子さんによる演奏です。録音に使用された楽器は、18世紀のチェンバロ製作家、名匠
クリスティアン・ケロルが1776年に作り、2008年からシャルトル博物館に所蔵されている名器。歴史的な音色に生命が吹き込まれた名演に癒されて、秋の美しさを満喫してください。