いつか産みたい! 冷えとかたさをケアして不妊に悩まないカラダづくり
助産師歴8年のT子さんからうかがったお話です。
「以前、不妊治療の病院に勤めていたときの話です。不妊に悩まれている患者さんは、心身のケアがとても大事です。なので、なるべく親身にお話を聞いてあげたいと思っています。職務上、患者さんのカラダに触れることも多いのですが、ある患者さんの皮膚というか、肉質がとてもかたかったのです。弾力がなく冷たい感じというか。ああ、もしかしたら、カラダがこれだけかたいってことは子宮もかたいのかな? そんな風に思いました」
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妊婦さんや妊娠をのぞむ女性のカラダに触れることが多い助産師さん。理由はさまざまですが、悩んでいる女性のなかには、心もカラダもガチガチに凝りかたまっている方も多いといいます。
今回は、いつか妊娠をのぞんだときに、不妊に悩まないカラダづくりについて学んでいきましょう。
■カラダがかたい=攻撃モードでリラックスが必要
とくに女性は心身のケアが大切といいますが、おもに悩みを抱えているときや、仕事が忙しく睡眠時間がとれないといったときは、決まってリラックスができず攻撃モード。攻撃モードとは交感神経が優位にあるということです。
気持ちが常に張りつめている人は交感神経が優位であることから、筋肉が緊張していてカラダがかたくなるという話もあります。まずは、カラダがかたいということが、どれだけ心身に悪影響をおよぼしているかを知ることから始めましょう。
カラダがかたいと…
- 血のめぐりが悪くなり、冷えや肩こりに悩まされる
- リンパ管に老廃物がたまり、カラダがむくむ
- 代謝が落ち、脂肪燃焼がしにくく、太りやすくなる
- カラダの動きが悪くなり、けがをしやすくなる
カラダがかたいとこれだけの悪影響があります。また、子宮内膜はいわば血液でできたベッドです。いつかの赤ちゃんのために、質のいい、ふかふかのお布団を用意してあげたいですよね。
それにはしっかりとカラダをほぐし、血液が循環しやすいカラダづくりを心がけましょう。