連載記事:家族のお金が増えるのは、どっち!? 特集
家族がいるからこそ、お金が増える!ってどういうこと?(家族のお金が増えるのは、どっち!? 特集 Vol.1)
「連結」で考えると、お金は増やせる!
25年間、メガバンクの三井住友銀行に勤めてきた菅井さんは、2つの支店で支店長も経験した。銀行での大きな仕事のひとつに、お金を「貸す」ことがある。この会社に、この人に、お金を貸しても大丈夫かを見極め、貸付の判断をする。では、銀行は、どんな会社、どんな人にお金を貸したいのだろうか?
「たとえば会社にお金を貸す場合、もちろん、その会社自体の収益や今後の見通しを考慮しますが、もうひとつ大切な要素があります。それは親会社や子会社などの状況も見て、
『連結』で審査すること。要は、グループ全体を見て、お金を貸すかどうか判断するのです。」(菅井さん)
「親」との関係、「子ども」への教育
これは「個人」も同じ。お金を借りる際には、その人個人の「信用」だけではなく、グループの連結、つまり親(場合によっては、子ども)の資産内容も関係してくる。つまり、
「親」との信頼関係のパイプをしっかり繋げ、子どもへのお金の教育をしっかりすることで、家族全体として豊かになっていくのだ。
家族がいるからこそ、お金が増やせる
「『年収が低いから、家が買えない』。『子どもには、大したお金も残してやれない』。そんなふうに落ち込む必要はありません。『家族がいるとお金がかかる』とよく言われますが、これは常識にとらわれた考え方です。私がいちばんお伝えしたいこと。
それは、
『家族がいるからこそ、お金は増やせる』ということです。
家族全体のチカラを引き出せば、資産を増やすことができるんですよ」と、菅井さん。
・
「子」は、親の資産に
「関心」を持ちましょう。
・
「親」は、子どもがお金を増やせるように
「教育」しましょう。
・そして、
「みんな」が、
「家族を豊かにする」意識をもちましょう。
次回からは、再び質問形式で、それぞれの具体例を探ります。