イタリア人に学ぶ “寝る前の10分間”で人生を変える方法
女友だちの家でハリウッド映画を見ていたとき、寝る前の十数分にベッドの中でコーヒーを飲むシーンが流れました。
(c) Ivan Kruk - Fotolia.com
ベッドは寝るための場所でしょ、コーヒーとか飲むのってどうなの? とつっこんだところ、『偏見だな~。私は寝る前にベッドでストレッチする。なかなかいいわよ』という答えが。
ちょいぽちゃ→ナイスバディに大変身したことのある彼女からそう言われ、ギャフンとなったのを覚えています。
ここイタリアでも、一日でいちばん「素の自分」に戻れる時間を使って、何かしらブラッシュアップしている人ほど、充実した生活を送っているようです。
ここでは、そんな彼らが実践した「寝る前の時間の活用方法」についてご紹介します。
1. 10分間の腹筋チャレンジ
2年前に結婚した自営業の知人女性は「結婚式のウェディングドレスをなんとなく着てみたら、まったく入らなかった」ことにショックを受け、ダイエットをスタート。
食事制限と軽いジョギングだけで少しずつ体重を減らしたのですが、3キロ痩せた時点でそれ以上サイズも体重も変わらなくなってしまいました。
ジムに入会してみても、仕事の都合で思うように通えず2か月で解約。「ジョギングもサボりがちになってた。ある日お気に入りのデニムをはいたら、ファスナーが上がらなくなっていたの」と、リバウンドしてしまったそうです。
「運動するためだけの時間を長時間作るのは、仕事柄難しい。家に帰るとバタンキューだしね。気合だけでは続けられないわ」と、一日の生活のリズムをまず記録するところからスタート。
すると「寝る前の時間が一番、誰にも邪魔されない。
この時間帯なら集中できそう」と気づき、10分間だけ腹筋を鍛えることにしました。
「短い時間でいいから毎日やること」を目指し、3か月間ひたすら頑張った結果「ウエスト-15センチ」に。
仕事柄悩まされていた腰痛も解消し、以前よりも活動できるエリアが広がったといいます。「今では腹筋が寝る前の習慣よ。最初鼻で笑っていた夫も、今では一緒に筋トレしてから寝るわね」と語っていました。