かしこくお得にスキルアップができる 教育訓練給付金とは?

学びの秋、スキルアップや自分みがきをしたい! と思っている人も多いのではないでしょうか。でも、専門知識や資格を取得するには、スクールに通ったり講座を受けたりとそれなりにお金がかかってしまうことも。

目次

・スキルアップの費用を国が一部負担してくれる
・もっと本格的に学びたい人に! 最大48万円が支給される「専門実践教育訓練給付金」
・給付金をもらうにはどんな手つづきが必要?
・給付金制度をかしこく利用するための注意点


本で顔をかくす女性

© hanack - Fotolia.com



そんなときに活用したいのが、国のバックアップを受けて費用を一部負担してもらえる「教育訓練給付金」という制度です。将来のためのスキルアップを、しっかりサポートしてくれますよ。

■スキルアップの費用を国が一部負担してくれる

資格取得や専門的な勉強のためには、スクールに通ったり通信講座を受講したりと、何かと費用がかかるもの。その費用を、かかった分の20%、最大10万円まで国が支給してくれるのが、教育訓練給付金という制度です。

講座の種類は、簿記やTOEICなどの事務系から、これから社会のニーズも高まりそうな介護福祉士などの医療系、仕事の幅を広げるのに直結しそうなCAD、プログラミング、ファイナンシャルプランナーまでさまざま。

対象講座は9,600以上にものぼるので、自分の仕事や目指す将来像にあわせて選ぶことができます。


■もっと本格的に学びたい人に! 最大48万円が支給される「専門実践教育訓練給付金」

昨年からは、「長い期間をかけて本格的に学びたい」という人のための、給付金の上限が高い「専門実践教育訓練給付金」という制度もスタートしました。

看護師や情報処理、インテリアデザインなど、対象講座は1,800以上。講座の数は一般の教育訓練給付金より少ないものの、支給される金額は費用の40%、年間で最大32万円に。

さらに、訓練修了後、1年以内に資格を取得するなどの条件を満たせば、追加で最大16万円の支給も受けられます。

つまり、しっかりと勉強して支給要件をクリアすれば、最大で48万円のバックアップが受けられるということに。長期的に腰を据えてキャリアアップを考える人にはおすすめの制度です。


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