一眼レフ初心者が最初に陥りがちなワナ、致命的なボケ過ぎとブレとは?(ママのための写真術5)
デジタル一眼レフカメラを買って、最初に撮りたい写真は、やはり背景をぼかした、臨場感たっぷりの写真ではないでしょうか。
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最近はコンパクトデジタルカメラでも一眼レフ風の写真を撮れるものが出てきていますが、やはり手動で数値を調節してイメージに近い写真をスムーズに撮れるようになれたら嬉しいですね。
今回はそのための基本的な情報のまとめと、初心者が陥りがちな要注意点、ボケ過ぎとブレについてお伝えします。
カメラ初心者が最初に覚えたい4つの関係
まず、カメラ初心者が最初に覚えたい要素は「絞り(F)値」、「露出時間(シャッタースピード)」「ISO感度」「焦点距離」の4つです。 下記の表を覚えてください。
絞り値(F値とも言う)は、レンズを通って撮像素子に写る像の明るさのこと。
背景をぼかして撮影したい時、手ブレを防ぎたい時にはF値を低くし、 見える範囲すべてにピントを合わせて、くっきりした写真を撮りたい時や、 明る過ぎる光を抑えたい時には、F値を高くします。
(※1)
ISO感度とは、デジタルカメラがどれだけ光をとらえるかを示した値のことです。(※2)
花火、川や滝などの流れを筋のように撮りたい時にはISO感度を低くしますが、数値が低くなればなるほどブレやすいので三脚で固定することが必要になります。
子ども、ペット、スポーツ、走る車など、動きのある被写体を撮りたい時には、反対にISO感度を高くするのがおすすめですが、あまり高くし過ぎると、写真が粗くなってしまいます。
露出はシャッタースピードと絞り値(F値)の組み合わせによって決まります。 露出が高いと、暗い屋外でも明るい写真になり、露出が低いと、明るい屋内でも暗い写真が撮れます。(※3)
焦点距離の単位はmmで、レンズの脇に書いてある18-55mmなどがその数値となります。一般的に、焦点距離が短いほど広い範囲が撮影でき、長いほど狭い範囲=遠くの被写体を大きく撮影できるということになります。(※4)
これらの特徴をつかんで組み合わせることができれば、イメージに近い画を撮れるようになります。