横顔美人になるには鏡を使いこなすことがポイントだった
メイクやスキンケアのときなどに自分の姿をうつす鏡。日常的に使ってはいるものの、チェックするのは正面の姿ばかり、ということはありませんか? じつは、他人が見ているのは、横顔やななめからが圧倒的なのです。
とはいえ、手鏡だけで客観的に自分をチェックするのはむずかしいもの。三面鏡や拡大鏡などを使って、横顔美人に近づく方法を紹介します。
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■昭和初期まで、日本に横顔美人が多かった理由とは
日常的に和服をまとい、日本髪を結っていた昭和初期までは、ごく自然に横顔や後ろ姿に気をくばっていたようです。
髪型や帯の結び方を工夫する必要があったことと、ハイライトやアイシャドーで顔の凹凸を強調するシェーディング技術も発達していなかったからです。身だしなみを整えるためには、さまざまな角度から鏡をのぞかなければならなかったそう。
戦後、急激に近代化が進み、手軽に着脱できる洋装が一般化して、重たいまげを結うこともなくなりました。
すると、西洋式の姿見が重宝され、わが国の伝統的な三面鏡は減っていったといいます。
その結果、正面の顔は念入りに確認しても、ななめの角度や、後姿は忘れがちに…。着物や結髪文化の衰退とともに、横顔美人も少なくなってしまったのでしょうね。
■もっと、鏡を使いこなすには?
さてここで、質問です。現在、おうちには何枚の鏡がありますか? そして、化粧ポーチのなかには、どんな手鏡が入っていますか?
洗面所の壁にはめこまれている、くもった小さな鏡と、パウダーファンデーションの付属のミラーだけ、ということはないと思いますが…。
即答できる人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。化粧品の性能にこだわるように、美人になるための小道具として、鏡は大切なアイテムなのです。