連載記事:2015~2016年度版 妊娠・出産のお金特集
出産手当金、どうすればもらえるの?(2015~2016年度版 妊娠・出産のお金特集 Vol.5)
「どんな人がいくらもらえる? 出産手当金の概要を知りたい!」では、出産手当金の制度内容や、対象者、金額などを押さえた。今回は、出産手当金をもらうための手続きの流れや、産休についての法律上の規定を知っておこう。引き続き、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんにお話を伺いました。
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出産手当金の手続きの流れを知ろう
出産手当金をもらう流れを妊娠中に知っておくと、出産後がずいぶん楽。流れを追いながら、頭の中でイメージしておこう。
1.出産手当金の申請用紙は、産休前にもらっておく
出産手当金をもらうには、「出産手当金支給申請書」に記入をし、申請窓口への提出が必要だ。産後に申請書類をもらいに行くのは大変なので、産休に入る前の妊娠中に、勤務先または勤務先を管轄する協会けんぽや健保組合で入手しておく。
出産したら医師の証明を記入してもらう必要があるので、出産前には、夫婦でそのことを共有しておこう。
2.出産後(入院中)は、産院で必要事項を記入してもらう
産院で必要事項を用紙に記入してもらう。赤ちゃんが生まれたら産院の窓口に問い合わせ、担当医に必要事項を記入してもらう。この時、文書料として数千円がかかるのが一般的。
3.産後57日以降には、勤務先に必要事項を記入してもらい、提出する
書類を勤務先に提出し、必要事項を記入してもらう。申請する用紙には、勤務先が記入する欄もある。必要事項を記入したら、勤務先の健康保険担当者、または協会けんぽ、健保組合窓口などに提出を!