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大切な写真データをもうなくさない 確実なバックアップ方法(ママのための写真術6)

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その4.クラウドに保存する


そして、最後はGoogleフォトやiCloudなどのクラウド上に残しておくことが大切です。
クラウド上にデータが置いてあれば、自分のPCが故障してもデータが壊れることがないですし、HDDやDVDRなどの記録メディアを用意せずとも、ネット環境があればどこからでも見ることができます。
ただ、これも永続的に保存されるという保証はなく、セキュリティーの絶対的保証もありません。そのため、長期保存を目的にするよりも「どこからでも見られるアルバム」や「データの受け渡し」、もしくは「家族間や友人間の共有データ用」と考えるのがよいでしょう。

そのほか、番外編として「フォトブックにする」というのもひとつの手です。今は手軽に思い出の写真をフォトブックにできます。アルバムよりもかさばらず、、同じものを遠くの家族にプレゼントすることもできます。複数の写真を漫画のコマ割りのようにスクラップアプリで1枚にするといったひと手間を加えると、より楽しくなりますよ。

メディアとコネクタの移り変わりにも注意


最後にちょっとした注意点を。
外部メディアは移り変わりが大きいものです。その昔はフロッピーディスクやMOディスクが主流でしたが、現在はDVDやブルーレイが主流です。今やフロッピーディスクは読み取りできる機械がほとんどなく、データを見ることもできません。このように今後も新しいものに変わっていく可能性が多いにあるため、定期的に最新メディアにバックアップしていくことが大切です。

コネクタについても同じことが言えます。現在主流のUSBも、将来データを取り出したいその時にまだ使えるかわかりません。完全に移行するその前に、別のメディアや新しいHDDまたはSSDにコピーしておいたほうがよいでしょう。

バックアップはデータの保険。
「できれば2種類以上に分けて、数年で見直そう」というのは医療保険などと一緒です。保存のためのひと手間を習慣にして、大切に残していきましょう。

(森山亜美香)

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