ありのままに生きる勇気が湧いてくる! 女性の生き様を描く映画 3選
「永遠のマリア・カラス」で
史上最高のディーヴァの生き様に心が揺さぶられる伝説のオペラ歌手
マリア・カラス(1923ー1977)は、移民の子としてニューヨークに生まれ、母国ギリシャで音楽を学び、ヴェローナ野外劇場でイタリア・デビューを飾って以来、世界のディーヴァに。私生活でも、イタリアの実業家メネギーニと結婚後、ギリシャの大富豪オナシスと出会って彼のもとに出奔。夫と離婚し、オナシスがケネディ大統領未亡人ジャッキーと結婚後も愛人関係を続けるなど、美声、美貌、華麗な人生が注目の的に。
▼「永遠のマリア・カラス」
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:ファニー・アルダン, フランコ・ゼフィレッリ, ジェレミー・アイアンズ
まだ若い53歳で思うように声が出なくなり、愛するオナシスをも亡くした失意の中、引退してパリのアパルトマンで暮らすカラス(ファニー・アルダン)を、かつての仕事仲間ラリー(ジェレミー・アイアンズ)が訪ね、彼女の全盛期の録音を用いて映画を製作しないか、と持ちかけます。
最初は「悪魔に魂を売れというの?」と否定するものの、映像が残っていない「カルメン」ならと心が動き、イケメンの若いテノール、マルコ(ガブリエル・マルコ)とは疑似恋愛も…。彼女の晩年が虚実ないまぜにドラマティックに描かれます。
監督は、カラスの親友で、オペラ演出家としても著名な名匠
フランコ・ゼフィレッリ。カラスを演じるフランス女優のファニー・アルダンが、どんな時も毅然とした史上最高の歌姫のプロ根性と悲哀、そして、少女のような恋心をも演じきります。
歌声はカラス本人、衣装が
シャネルと、聴きどころ、見どころともに満載。心が揺さぶられる映画です。