ありのままに生きる勇気が湧いてくる! 女性の生き様を描く映画 3選
「フリーダ」の愛に生き、芸術に生きる波乱万丈の生涯が胸を打つメキシコの画家
フリーダ・カーロ(1907ー1954)を演じるのは、ハリウッドの人気女優
サルマ・ハエック。眉毛がつながったエキゾティックな顔とカラフルな民族衣装をまとったフリーダの姿を、どこかで見た方は多いと思うのですが、メキシコ出身のサルマは、157cmと小柄でフリーダにぴったり。まさにフリーダが生きて動いている姿に感動します。
▼「フリーダ」
監督:ジュリー・テイモア
出演:サルマ・ハエック
18歳の時、右半身から膣まで鉄棒が貫通するバス事故に遭い、一生を痛みとともに生きたフリーダにとって、絵を描くことは生きることでした。著名な画家ディエゴ・リベラ(アルフレッド・モリーナ)と出会い、「俺が描いたのは外の世界だ。君のは心の世界だ。素晴らしい」とプロポーズされます。彼の女癖の悪さは有名でしたが、「貞節さが大事か?」と問う彼に、「私に忠実なら」と返し、彼が「それなら永遠に」と誓って結婚。
しかし、彼の浮気癖は治まらず、フリーダの妹とまで関係を持ち、ひどく傷ついた彼女に「セックスは小便と同じ。握手より軽い」とうそぶくリベラ。それが、彼女が実家でロシアの革命家トロツキー夫妻を匿うことになり、トロツキーと関係すると「俺は深く傷ついた」と訴えるダブルスタンダードぶり。
監督のジュリー・テイモアが、「この映画で強調したかったのは、あまりにも有名な存在の二人が、人間臭い人物だったことよ。孤高の画家とかでなく、身近に感じて欲しかったの」と語っているのがうなづけます。どんな悲惨な状況でもユーモアを忘れないフリーダの姿は、私たちに
生きることの意味、幸せとは何かを問い直させてくれるでしょう。
実在の女性3人の生き方が鮮烈で、ただ生きていられることに感謝したくなる映画たち。これらの映画を観て、どうぞ日常生活をキラキラさせてください。
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