連載記事:子育て中でも1,000万円貯める特集
「貯め癖」がつく家計管理5つのルール(子育て中でも1,000万円貯める特集 Vol.1)
毎年、年明けとともに「今年こそ、お金を貯めるぞ!」と思っている人も多いのでは? そんな決意を実行できるよう、子育て中でも1,000万円貯められる家計管理の方法を、3児の母のファイナンシャルプランナー、畠中雅子さんに伺いました!
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ルール1 「お金は夫婦間で透明に!」が鉄則
「家計診断をしていると、『それぞれが別々に生活費を出し合っている』といったご家庭がけっこうあります」と、畠中さん。子どもが小さい頃は別会計で大丈夫でも、教育費負担が重くなる時期になると、「足りない!」「出せない!」ということも…。
そうならないために大切なことは、夫婦間のお金の流れをお互いに知っておくこと。つまり、「
家庭のお金の流れを、一本化しておくこと」。これは口座をひとつにするということではなく、「家庭という単位で、いくらのお金が動いているのかを夫婦ともに知っておく」ということ。
「
お金が透明じゃない家庭は、夫婦仲も淀んでいくことが多いんですよ」(畠中さん)
ルール2 管理方法は自分に合ったものを見つけよう
「
家計管理は、妻でも夫でも、得意なほうがすれば大丈夫です。妻が専業主婦だから、家計管理は妻の役目という訳でもありません。夫のほうがエクセルを使えるなどであれば、夫が管理を任せてもまったく問題ありません」(畠中さん)
ただ、
管理方法は、自分の生活やライフスタイルを考慮して決めることが重要。自分に合ったものなら、長続きしやすいからだ。
●おもな管理方法は、この3つ
・家計簿
昔ながらのノートタイプのほか、スマホのアプリでつけている人も多い。家計簿を長続きさせる秘訣は、「費目数をシンプルにすること」
★こんな人におすすめ!:
細かい作業が苦にならない人。「つけること」が目的になると×
・袋分け
各費目の1ヵ月分の予算を現金で袋に入れ、使った金額は袋に書き入れていく。使えるお金が目に見えてわかる、シンプルな方法。
★こんな人におすすめ:
家計簿つけが面倒と感じる人向け。カードでの支払いが多い人には不向き
・週予算
1週間の「食費」や「食費+日用品費」を決め、1週間ごとに集計していく方法。支出がオーバーしても、翌週にリカバーできるメリットも。
★こんな人におすすめ:
家計簿をつける時間がない人へ。コツコツ貯金するのが苦手な人にも○
(子育て中でも貯金ゼロでも『1000万円貯める10のルール』より抜粋)