実家暮らし・ひとり暮らしで比較! 手取り25万円なら貯金はいくら?

年が明けて早1か月。年始に「今年こそ貯金しよう!」と決めたものの、新年会やらバーゲンやらで、そういえばいつのまにかお金が消えてしまっている…。

目次

・お金をためる「目的」と「期限」を先に考えよう
・「余裕があるから、使っちゃおう」はNG! 貯金体質になるには?


貯金箱をもつ女性

© Piotr Marcinski - Fotolia.com



そんな心当たりがあるなら、ここらでちょっと仕切りなおししてみませんか?

思うようにお金がたまらない女性のために、シニアライフプランナー有資格者で、現在はマネーライターの、かわなかりささんに、無理なくお金をためられるコツをお聞きしました。

■お金をためる「目的」と「期限」を先に考えよう

貯金をしよう! と決めたとき、まっさきに考えたいのがその「目的」と「期限」です。なんとなくお金がないと不安だから貯金しなきゃ、と考えている人はきっと少なくないはず。

しかし、目的があいまいだとモチベーションがあがらず、貯金への道のりは厳しくなりがちです。

まずは、「年末に海外旅行をしたいから、それまでに50万円ためよう」など、具体的な目的と期限をノートやスケジュール帳などに書きだしてみましょう。

そのうえで、まずは収支を把握します。
項目は細かく設定せず、ざっくりで大丈夫です。今回は、額面29~30万円、手取り額が約25万円のアラサー女性を例にとってみます。

・ひとり暮らしの場合
まずは、毎月必ず出ていく出費(固定費)を把握しましょう。

家賃:70,000円
光熱費:15,000円
通信費:10,000円

合計95,000円。光熱費や通信費がかさむ月もあると考え、10万円を毎月の固定費とします。そうすると、手元に残るお金は15万円。ここからさらに、食費や雑費、予備費を引いたものが、現状で無理なく貯金できる額となります。

食費・その他雑費:60,000円
予備費:20,000円
貯金できる額:70,000円

ざっくりではありますが、例では月7万円が貯金できる計算です。
貯金できる額がわかったら、最初に決めた「年末までに50万円ためる」に当てはめます。

年末までの10か月で50万円をためるなら、1か月に5万円となります。そこで、7万円のうち5万円は、「旅行用貯金」として別の口座などにわけておき、残りの2万円は「積立口座」や「貯蓄型保険」などを利用して、すぐに引きだせないような状況をつくっておきます。

基本ではありますが、振替日などを給料日の翌日に設定し、先取りしておくことが無理なくためるポイントです。

また、予備費はあくまでも予備と考え、基本は使わないお金としていつもの口座に残しておけば、冠婚葬祭などで急な出費が発生したときも、貯金用の口座から引きださずにすみます。


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