街中がアート! マレーシア世界遺産の島で景色を楽しむ
マレーシア・ペナン島の旧市街ジョージタウンは、ストリートアートの街として注目を浴びています。
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古びた路地に描かれたポップな壁画やアイアンワークは、観光客にとって絶好のフォトスポット。
また、アートな雰囲気のおしゃれカフェも人気です。街歩きが楽しいジョージタウンの魅力を紹介します。
■世界遺産の街をいろどるユニークな壁画
大航海時代から200年近くにわたってイギリス領だったマレーシア・ペナン島。西洋風のコロニアル建築が数多く残されている旧市街ジョージタウンは、ユネスコ世界遺産に登録されています。
街なかの古びた路地を歩いていると、思わず目がクギづけになってしまうのが現代的な壁画です。
よーく見ると本物の自転車やブランコがはめ込まれていたりと、とってもユニーク!
壁画に描かれているのは、子どもや老人、動物など。どこか懐かしく、思わず笑みがこぼれてしまうものばかり。
観光客も足をとめて壁画をバックに自撮りをしたり、自分も壁画の人物になったかのようなおもしろフォトを撮る人も。
こうした自由さこそ、街角アートの魅力ですね。
■まるで路上の漫画!? トリビア満載のアイアンワーク
ジョージタウンの街をおもしろくしているのは壁画だけではありません。まるで線画のようにみえる鉄製のアイアンワークがいたるところでみられます。
その数は52カ所にもおよんでいて、どれも街の人々の風習や通りの由来などがひとコマ漫画風に描かれています。
それぞれの説明書きには、ちょっとしたトリビアが込められています。
たとえば、「この通りは、英国領時代のメイン通りのひとつですが、今はバックパッカーたちのメイン通りです」「この場所で、靴デザイナーのジミー・チューが靴職人の丁稚見習いをはじめました」などなど。
世界のファッション界で活躍するジミー・チュウ氏は、ここジョージタウンの出身だったんですね。
こうしたユーモアたっぷりのトリビアとおちゃめな絵のタッチに、つい顔がほころんでしまいます。