連載記事:一生、お金に困らないルール
お金で失敗する人の2つのパターン(一生、お金に困らないルール Vol.5)
収入より2ランク低いところでやりなさい
本田さんの父親の口癖は、「
経済的自由を得るためには、収入より2ランク低いところでやりなさい」。本田さんの父は成功した税理士だったので、買おうと思えば、一番高いものも買えたのに、人生の途中までは、「2番目に安いもの」を選んでいたそう。
また、本田さんは車を買ったときも、「車は借金して乗るものじゃない」という父の教えを守って、「車を10台買えるぐらいの経済状態にならないと買ってはいけない」と自分で決めていたとか。
「
資産家で、浪費家の人はいません。これは自分が体験したことや、お金で成功した人、お金で失敗した人をたくさん見てきた中で実感したことです」。
収入と支出のバランスが幸せのポイント
「こういう話をすると、少ない収入のなかでストイックなお金の使い方をしてしまうかもしれません。女性の場合はとくに、それをすると、どこかみすぼらしい感じになって、人生も先細ってしまいます。反対に、華やかな生活をすると経済的安定を逃して、ずっとお金の心配をしなければいけなくなるわけです。
このあたりのバランスをどうとるのかが、悩ましいところだと思います」(本田さん)
本田さんが「悩ましい」と表現するほど、収入と支出のバランスをとるのは難しいこと。「ストイックすぎても楽天的すぎても、お金との関係はうまくいきません。この収支のバランスが悪いと、幸せからも遠のいてしまうことを知っておきましょう。つまり、
収入と支出のバランスをとることが、幸せのポイントなのです。いろいろ迷うかもしれませんが、トライ&エラーをしながら、じっくりと考えて、自分なりの結論を出してください」そう本田さんは語ってくれた。
今回取材を受けてくれた本田健さんの著書
『
賢い女性の「お金の稼ぎ方・ふやし方・守り方」(本田健・著/きずな出版)』
(本体1,400円+税)
お金と向き合うことから、あなたの本当の人生が始まる。
お金と友達になって、最高のサポートを受けよう。
(楢戸ひかる)