2016年2月21日 05:15|ウーマンエキサイト

「節約をしてはいけない」理由(一生、お金に困らないルール Vol.6)


「子育てが一段落したら考えよう」では遅い

「今は子育て中心の生活で、お金については節約を心がけている」。そんな世代のベーシックな生き方に本田さんは警笛を鳴らす。

『子どもが育った後、自分はどうするのか?』ということを、少なくとも30代で考え始めましょう。『子育てが一段落したら考えよう』と日々の節約にエネルギーを費やしていると、『気がついたら50代で、ポッカリ心に穴が開いていた、』という未来が待っているだけですよ」(本田さん)
イタタタタ…。何だか、自分のことを言われたようで、本当に心が痛んだ。


節約志向だと、20年後には何も残らない

「未来の自分のことを考えた時に、果たして節約志向で良いのか?という質問は有効です。節約志向だと、20年後には何も残っていません。『節約をして100万円多く残りました』というのと、『100万円を自分に投資して、新しいスキルを身につけて、やりたい仕事や生きがいを見つけられました』というのでは、どちらが良いでしょうか?」(本田さん)

50歳になった時、後者の人生の方が魅力的なのは歴然としている

「また、手持ちのお金にだけフォーカスすると、それが減ってしまうのが怖くなって、お金を使えなくなってしまいます。お金に安心感を見出してしまうと、できるだけお金を使わないことを優先してしまいがちになります」。だったら、どうしたら良いのだろう?

「いつでもお金を生み出せる力」を持つ

「それよりも、『いつでもお金を生み出せる力』を身につけたほうがいいと思いませんか?」 
「いつでもお金を生み出せる力」が持てるのならば、それに越したことはない。手持ちのお金が「限りある資源」なのに対して、「いつでもお金を生み出せる力」なら、「豊かな源泉」を持っているような安心感を覚えるだろう。
私は子育て世代の女性こそ、『子育てや節約ばかりに気をとられず、その分のエネルギーや時間、お金をきちんと自分に投資しよう』ということを伝えていきたいですね」(本田さん)

日常の視点を離れて、少し人生を俯瞰してみる。そういう時間を、子育てをしている今、持っておく。
それこそが、「一生お金に困らない」人生のスタートなのかもしれない。

今回取材を受けてくれた本田健さんの著書
賢い女性の「お金の稼ぎ方・ふやし方・守り方」(本田健・著/きずな出版)』
(本体1,400円+税)
賢い女性の「お金の稼ぎ方・ふやし方・守り方」・書影
お金と向き合うことから、あなたの本当の人生が始まる。
お金と友達になって、最高のサポートを受けよう。


(楢戸ひかる)


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