穏やかな気持ちに導く “癒しのヴォイス” CD3選
3月は環境変化の激しい月。転居や職場の異動に限らず、周囲がわさわさしていると、気持ちまで右往左往してしまいがちですよね。そんな時、自分が
自分に戻れて穏やかになれるものを、秘密の小箱にいくつ配備しておけるかが、心身の清濁を分けると思います。
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まず、好きな生花を飾ろう! 今だったらミモザ? それともチューリップ? バスタイムに灯すキャンドルはレモンバームの香り。ハードな仕事の後は、バレンタインにしか買わないようなボンボンショコラを2粒だけ買って帰宅したら、さあ、
“癒しのヴォイス”に浸りましょう。どんな時も必ずねぎらってくれる、お薦めのCDを3枚ご紹介します。
ブロッサム・ディアリーの
「ワンス・アポン・ア・サマータイム」で心ほぐれていたずらっ子みたいにチャーミングな彼女の声を聴いた途端、バタバタとあわただしかった1日は、どこかへ飛んでいっちゃいます。古きよき時代のスタンダードジャズのナンバーが、彼女のファニーなラブリーヴォイスで、親密なガールズトークみたいにあなたの心に入り込んでくるでしょう。
傷つけないように、抜き足差し足で、そっと、そっとね。
1926年、ニューヨーク生まれのジャズシンガーでピアニストの
ブロッサムは、パリと行き来する生活を送りました。
子供っぽさとコケティッシュさが共存する声に、フランスっぽい洗練された雰囲気も漂わせているのが魅力です。囁くように歌う「二人でお茶を」から始まるこのCDの小粋で洒落ていること! 聴くだけでホッと安らげるでしょう。