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何度でも、親子で読みたい、話し合いたい「いのち」をみつめる本3選

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犬が語る「どうして?」


何度でも、親子で読みたい、話し合いたい「いのち」をみつめる本3選
どうして? 犬を愛するすべての人へ』(原作・ジム・ウィリス/文・石黒謙吾/絵・木内達朗/アスペクト)
ペットは大切な家族です。でもそれは、なぜでしょうか? 子犬を引き取った人は、最初のうち、小さくてめずらしいその存在に、ご飯をあげたり、ブラッシングをしたり、こまめに世話をしてあげるはずです。

ところが、日にちがたつと、散歩に行ったり、遊んであげたりするのも面倒になるかもしれません。特に子どもは興味の対象がうつろいやすいもの。
だけど、ワンちゃんは生きています。
「毎日、面倒を見る約束だったでしょ!?」と声を荒げても、子どもの心は動きません。

そんなときは、この絵本を開いてみてください。
「どうして?」
この言葉は、いたずら好きの子犬に飼い主が言ったセリフでした。やがてその子犬は、かしこく忠実に成長していきます。しかし、楽しい日々は長くは続きませんでした。
人の事情だけで、安楽死されることになった犬が、今度は人間に問いかけます。
「どうして?」と。


この本には悪役が登場しません。けれども、誰の心のなかにでも存在する「まいいか」という気持ちが重なると、結果的に取り返しがつかない事態をまねくことを、わかりやすく表現しています。

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