安心して出産できない時代!? 女性が子どもを産むときに直面する壁
ある日、自分のおなかのなかにもうひとつの命を授かったときの感動は、なんともいえません。しかし、よろこんだ次の瞬間に大きな不安がよぎってしまうのが、現代の出産環境…。
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働く女性が出産のときに抱える悩みと、事前に確認しておきたいことについてご紹介します。
■マタニティハラスメント体験談
マタニティハラスメント(=以下、マタハラ)とは、労働者が職場から妊娠・出産による不利益を受ける嫌がらせのことをいいます。
たとえば、妊娠を会社へ報告したときに「うちでは産休・育休はとれない」「急な人事異動で、新しい部署では仕事を全然まわしてもらえなくなった」「パートや派遣、契約社員などの場合は、急に雇用を打ち切られる。退職を促される」などの不利益な扱いのことです。
じつは私も、とある大手企業で派遣社員として働いていたときに、マタハラを受けました。
まず、妊娠がわかったときに派遣元の営業さんに報告をしたところ、「派遣では産休・育休はあってないようなもの」といわれ、先々の相談に乗ってくれる様子ではありませんでした。
また、妊娠6~7カ月の頃にようやく派遣先にも報告し、一度は産休ギリギリまで働くと合意をしましたが、急きょ「後任者が見つかったから、もう休んでいい(=契約解除)」と言われました。