ママにとって重要な移動手段のひとつ、子乗せ自転車。
子どもの保育園や幼稚園への入園を機に購入を検討する人が多いようですが、決して安くはない買い物だけに、どの自転車を選んだらよいか迷うママも…。
そこで、自転車のプロであり、おしゃれ感度の高いママたちに人気の自転車ショップ「
NOiS BIKE(ノイズバイク)」のオーナーである那須裕樹さんに、子ども乗せ機能つき自転車の選びかたについて聞いてみました。
NOiS 清澄白河店
■電動or普通、どちらがいい?
子乗せ自転車を購入する際、まず悩むのが「電動アシストつきがいいのか、それとも、普通の自転車で十分なのか」ということではないでしょうか。
「坂道の多い場所に住んでいたり、自転車で遠出をしたりする人には、電動アシストつきがおすすめです。また、5km以上の距離をコンスタントに乗るというのであれば、電動アシストつきを購入したほうが、快適な自転車ライフを送れるでしょう。
一方、園への送迎や近くのお店への買い物など、家から比較的近いエリアで乗る予定だったり、乗るための用途が限られていたりする人にとっては、アシスト機能のない、普通の自転車がおすすめ。
というのも、電動アシストつき自転車は、そうでない自転車に比べて約10kg、車体が重いので、停めたり車体を押したりするのが少し大変です。買い物や園への送迎の場合、乗り降りの頻度が多くなるため、サッと停められる普通の自転車のほうが意外と便利なのです」(那須さん)
電動アシストはあればたしかに便利ですが、なくてもよいケースもあるのですね。
■おすすめメーカーと選ぶポイント
電動アシストつき自転車を購入したいときは、どのメーカーを選ぶのがよいのでしょうか?
「現在、日本で販売されている自転車の電動アシストユニットのほとんどは、ヤマハとパナソニックという2大メーカー(※)製で、そのふたつに性能の差はほぼありません。なので、デザインの好みで選んで、問題ないと思いますよ。
サイズも、現在の子乗せ自転車の主流は20インチです。
NOiSでも、20インチの電動アシストつき自転車を豊富に取り扱っている
このサイズなら、極端に大きかったり小さかったりしない限り、身長に関係なく乗ることができます。パパとの兼用も問題ありません。
しいて言うなら、車体というよりも、自転車用チャイルドシートの違いで選ぶ感じでしょうか」(那須さん)
一体、どんな違いがあるのでしょうか?
(※)電動アシストつき自転車の販売メーカーは、ヤマハ、ブリヂストン、パナソニックの3社が大手だが、ヤマハとブリヂストンの電動アシストにも、ヤマハ製ユニット搭載の車種もあるため、ここでは2大メーカーと表記。