「正論に頼らず、嫌われる勇気をもつ」仕事と育児を両立するために心がけたいこと
■「ここまではできる」というラインを明確にする
育児は想定外な出来事の連続であり、すぐに対応しなくてはならないことも多いですよね。
よほどの特別なスキルがあるなら別ですが、ほとんどの仕事は、時間をかければそれなりの成果が出ますから(長時間働くことがいいということではありませんが)労働時間に制限のある育児中は、どうしても仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことが多いでしょう。
しかも親が忙しい時に限って、なぜか子供が病気になるということは本当によく起こります。「やっぱり育児と仕事の両立はキツイなー」と気持ちが折れることもたびたびあると思います。
そのようなときは限られた時間のなかで、精いっぱい仕事に貢献できるよう工夫し努力する姿を見せましょう。
とはいえ、自分自身が倒れてしまっては大変。
そのためにも仕事をひとりで抱え込まず、必ず上司や同僚と仕事の進捗状況を細かくシェアし、「ここまではできる」というラインを明確にすることが大切です。
■「貢献と選択」のバランス
アドラー心理学をわかりやすく解説してある「嫌われる勇気」という本が最近売れていますが、アドラーが主張しているのは、以下のようなことです。
・自分は他人の期待を満たすために生きているのではないし、他人も自分の期待を満たすために生きているのではない
・自分に最善な道を選択することが自分の課題であり、それに対する評価は他人の課題
・人は「共同体の中に居場所がある」という感覚が持てれば対人関係の悩みが解消する。居場所があるという実感は、他者への貢献で持つことができる
育児しながら仕事を続けるということは、この「貢献と選択」のバランスをその都度どうとっていくかに尽きる気がします。
「出産後、どのように職場に復帰できるか」は、あなたがそれまでどのような姿勢で仕事に向かい、どれくらい仕事で成果を上げ、どんな人間関係を築き、どれくらい周囲の信頼を集めていたかをはかるバロメーターになると言えます。
充実したワーキングマザー生活を送れるように、今から人間力を磨いておくことも大切ですね。
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