家族といっしょに心地いいインテリアを実現している読者の方に、その秘訣を伺う特集。
Iさん家プロフィール
・家族構成:夫(36歳)、妻Iさん(36歳)、4歳の男の子の3人暮らし
・所在地:神奈川県川崎市
・間取り:1LDK
・住宅形態:賃貸マンション
第1回、
2回と、Iさん家の“温もりあるものに囲まれながらも、スッキリした空間”づくりのコツをご紹介してきました。
3回目となる今回(Iさん家・最終回)は、料理好きなIさんのキッチンの整理術についてお届けします。
■「あとで」ではなく、「今」やる習慣
【Point3】
出しやすく、しまいやすい「見せる収納」と、汚れたらすぐ「拭く」の繰り返しが、いつでもきれいなキッチンを生んでいます。
たくさんのものに囲まれながらも、使いやすく整えられたキッチン。料理が大好きだというIさん、調理器具や器も、お気に入りを少しずつ揃えてきました。
でも、賃貸マンションの限られたスペースの中で、どのような工夫をしているのでしょうか。
「ざるや壊れにくいお鍋など、子どもが触っても危なくないものを下に配置。
大好きな器は窓辺に並べてしまい、インテリアを兼ねて収納しています」
「すっきりシンプルに、というのも憧れますが、私には向いていないみたいで(笑)」。そうIさんは笑います。
しかし、たくさん並ぶ道具はどれも、“これでいい”ではなく“これがいい”と選んだものばかり。だから目に触れるたびにうれしい気持ちになるし、大切にしたいという思いが注がれます。
また、それぞれに定位置がきちんと設けられているので、自然と元の場所に戻しやすく、片づけやすい習慣にもつながっているようです。
子どものサイズアウトした肌着やTシャツなどを小さく切って、ウエスとしてスタンバイ。汚れたらその時にサッと拭くことで、無理なくきれいなキッチンを保っています。