連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
気持ちがスッと軽くなる「夏を感じさせる」水色(青色)の絵本<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.15
■あめかな!
作・絵:U.G.サトー/出版社:福音館書店
「あめかな!」(絵本ナビ紹介ページ)
実際の雨粒のように、しずくのリアルさが新鮮な絵本。とことんシンプルでありながら、雨の姿をさまざまに表現しています。グラデーションがかった深みのある色彩は、年齢を問わず、惹きつけられるものがあるようです。見るたびに創造力をふくらませてくれるような、良い意味で「赤ちゃんらしくない」アート作品といえます。
■みずいろのぞう
作・絵:nakaban(ナカバン)/出版社:ほるぷ出版
「みずいろのぞう」(絵本ナビ紹介ページ)
みずいろのぞうは、自分が並べた石ころをキッカケにして、遠くへ旅することを決めました。途中には出会いがあり、それぞれの決断と別れが訪れます。「自分を探す旅である」というメッセージを絵本を通して感じますが、同じように「誰もが選べる自由」を持っていることにも、また気づかされます。1人きりになっても前に進むことを決めたぞう。どんな感想を抱くかは、読む人によって違うかもしれませんね。
同じ色でも元気や明るさをもらえたり、優しさやいたわりを感じたりと違いがあるものです。今回は水に関連したものが多かったですが、その内容はさまざま。色をテーマにした絵本選び、ぜひ実践してみてくださいね。
データ協力:
絵本ナビ
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