連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
今日は十五夜! 美しさにうっとりするお月さまの絵本5選<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.18
■14ひきのおつきみ
作・絵:いわむら かずお/出版社:童心社
「14ひきのおつきみ」(絵本ナビ紹介ページ)
木の枝を切ったり、結わえつけたりして14ひきのねずみたちが力を合わせてつくっているのは、きれいな満月を楽しむためのお月見台。
くんちゃん、さっちゃん、ごうくん… とそれぞれに名前がついているので、とても親しみがわいてきます。本物に忠実に描かれた植物のイラストは、色合いがとてもきれいです。最後にあらわれたおつきさまに、ねずみたちがかけた言葉にも胸打たれます。
■ぼく、お月さまとはなしたよ
作・絵:フランク・アッシュ/訳:山口 文生/出版社:評論社
「ぼく、お月さまとはなしたよ」(絵本ナビ紹介ページ)
お月さまの誕生日に贈り物をあげたい… そう思ったクマくんは、山にのぼってたずねます。「たんじょう日、いつですか?」。するとお月さまはクマくんがいったとおりに「たんじょう日、いつですか?」と答えます。
そう、クマくんが聞いているのはお月さまの言葉ではなく「山びこ」なんです。それでも質問を重ね、お月さまの誕生日が明日だと知ったクマくんが用意したものとは…?
いじらしくて、優しいクマさんにじわ~んと心が溶かされていくようなお話は、山びこを知っている子も、知らない子もどちらにも伝わるものがありそうです。
お月さまをテーマにした絵本は色の対比がはっきりしているものが多く、目にも鮮やかなので赤ちゃんにもおすすめ! 秋の澄んだ夜空を親子で眺めながら、絵本も一緒に楽しんでみてくださいね。
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絵本ナビ