「初めての読み聞かせ」におすすめ! 赤ちゃんウケ抜群の絵本5選
■動きをプラスして読んであげたい一冊
『ぴょーん』
作:まつおかたつひで
出版社:ポプラ社
緑色のカエルが描かれた表紙が目印。ページをめくるたびに、カエルや犬、猫などの生き物が「ぴょーん」と飛び跳ねます。
絵本の中の生き物がジャンプするときに、読みながら赤ちゃんの体を持ち上げて「ぴょーん」とする遊びが楽しめるのがこの本の魅力。ママが読んで、パパが「ぴょーん」を担当すると、より動きがダイナミックに。
絵本より動くことが好き! というわんぱくな赤ちゃんにも、読書の楽しさを伝えることができる名作です。
■食べものへの関心を育む
『くだもの』
作:平山和子
出版社:福音館書店
離乳食が始まって、果物を食べ始めるようになる7、8カ月頃の絵本デビューにおすすめの本。スイカ、桃、ぶどう、なし、りんごなどの果物が、本物そっくりのリアルなテイストで描かれています。
児童館や図書館の読み聞かせ会でもよく読まれていますが、食い入るように見とれたり、手を伸ばして絵の果物を食べようとしたりする赤ちゃんもいて、微笑ましくなります。
■不思議な世界観が赤ちゃんを魅了
『もこもこもこ』
作:谷川俊太郎、絵:元永定正
出版社:文研出版
文章は「しーん」、「もこもこ」、「にょき」といった擬音のみ。音に合わせて、何かわからない不思議な生きもののような物体が、ふくらんだり、ぱちんと弾けたり…。正直、大人には意味不明のシュールな世界が展開します。
難解な現代アートのようなこの絵本、なぜか赤ちゃんウケは抜群。独特の世界に夢中になって何度も読みたがる子や、1ページごとに声をあげて笑う子も多いようです。
私の子どもも、一時期、擬音をすべて暗記するほどハマっていました。
このほか、お話のある絵本より、図鑑を好むタイプの赤ちゃんもいます。児童館や図書館などでいろいろな本に触れさせて、わが子の好みを探るのもいいかもしれませんね。