好きになれない人と付き合うための、相手との向き合い方
あなたには「嫌いとまではいかないけれど、何となく好きになれない人・仲良くなりづらい人」が周りにいませんか。
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また、以前からの知りあいなのに、久しぶりに会ったら、いままで感じたことのない違和感を持ってしまったということはありませんか。
キライと言いきれる相手ならば、おそらく価値観や性格がちがいすぎて理解しようという気にもなれないでしょうから、あなたもおそらく関わらないようにするでしょう。
しかし、「何となく好きになれない人」って、心のなかでチクチクするものがあってもなぜか関わってしまうことが多いのですよね。
あの人に会うと、話すと心がザワつく…じつはそれは、あなた自身の心のなかを見つめなおすための気づきを与えてくれているのです。では、ザワつく心のなかで起こっていることを、ひとつずつ見ていきましょう。
■原因1.相手への期待が大きすぎる
私たちは「眼鏡をかけている人は賢そう」「ベンツに乗っている人はお金持ち」などのように、自身の経験や見聞からつちかった、独自の判断基準を持っています。
その基準に照らし合わせて、とくに「自分より優れている」と判断したものに対しては、しばしば「過剰な期待」を持ってしまいます。
たとえば、「自分より勉強ができる(カワイイ)」→「勉強ができる(カワイイ)なら性格もいい(はず)」「性格がいいなら私にも優しく接してくれる(はず)」という感じです。
言ってみれば、その人が勝手にイメージしてつくりあげた偶像にすぎません。しかし、相手が自分の期待通りの言動をしなかったとき、無意識に「自分より優れているから認めているのに」と怒りを覚えてしまいます。
相手からしたら、理不尽なことではあるものの、人は自分の期待を裏切られたくないという思いがあります。自分の好きな芸能人が恋愛している、結婚したというニュースにガッカリするファンの心理に似ていますよね。