一生使える鉄フライパンは、キッチンの“育てる”パートナー
■購入したら、使用前にまず「ならし」と「空焼き」
最近は「ならし」と「空焼き」済みの製品も売られていますが、鉄フライパンを購入したら、使用前にこの2つを行います。
まずはフライパンをきれいに洗い、水分を拭き取って乾いたら火にかけて「空焼き」します。
全体が玉虫色になるまで空焼きしたら、フライパンに油を入れて火にかけ、弱火で5分程度加熱。そのあと油を捨て、フライパンが少し冷めたら、残った油をキッチンペーパーなどで全体に伸ばすように拭き取れば「ならし」は完了です。
製品によって手順が異なる場合もあるようなので、購入したフライパンの説明書にある方法で「ならし」を行うと良いでしょう。
■長く使えるフライパンの育て方
日々のお手入れでは、変形を防ぐために熱々のまま急に冷水をかけないことがポイント。スポンジなどを使って、お湯で洗いましょう。
焦げついたら、タワシなどでガシガシ洗ってもOKです。また、フライパン表面の油膜がなくなると焦げつきやすくなるため、ふだんのお手入れではできるだけ洗剤で洗うのは避け、スポンジとお湯で洗いましょう。
洗ったあとは水気を拭き取って、しっかり乾燥させます。あとは、日ごろからどんどん使って、しっかり油をなじませてあげるだけ。
うっかりサビつかせてしまっても、真っ黒に焦げつかせてしまっても、手入れをすれば、また使えるようになる「鉄フライパン」。長く使えるフライパンを探している人は、試しに一つ購入して、大切に「育てて」みてはいかがでしょうか?
11/18新刊発売!「SO 上質な日本のすまい3」コートハウスという贅沢