子連れ美術館をあきらめないためには ママが行う3つの事前準備
「芸術の秋」が到来。でも小さな子どもを連れての芸術鑑賞は、なかなか難しく、我慢しているママも多いのでは? 子ども向けのイベントを開催している美術館・博物館もありますが、一般的な展覧会では
「周囲の人に迷惑をかけるかも」「子どもが飽きて騒いだら…」と不安な気持ちでいっぱいになってしまいます。
そこで今回は、子どもと一緒に美術館・博物館へ行くために、
事前に準備したい3つのポイントをご紹介。子どもと一緒に利用しやすい美術館もあわせて紹介しますので、今年の秋は家族で足を運んでみてはいかがでしょうか?
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■準備1.大人向けの展覧会に赤ちゃんを連れていくポイント
展覧会や美術館・博物館では、ベビーカーで入場できたり、貸し出しを行っていたりするところもあります。しかし、混雑時はベビーカーが邪魔になってしまい、結局ずっと抱っこして見てまわる…ということになりがちです。
乳児を連れて行くなら、抱っこ紐やスリングの持参は必須。ママと密着している方が子どもも安心して、静かにしていてくれる可能性が高まります。
赤ちゃんを抱っこすることも考えて、手荷物は減らす工夫を。
大きな手荷物があるときは、まずは館内のロッカーなどに預け、できるだけ身軽な状態で展示スペースに入りましょう。
■準備2.子どもに「お約束」を守らせるためのポイント
ある程度子どもが大きくなれば、一緒に展覧会を楽しむこともできます。ただし、大人向けの展覧会では、子どもが退屈して騒ぎだしてしまうこともまだまだある時期です。
できるだけ混雑時を避けるために、曜日や時間帯を上手に選びましょう。そのためには前もって会場に問い合わせ、混雑状況を確かめておくことが重要です。
また、事前に「大人向けの展覧会であること」「騒いだり、走ったりしてはいけないこと」「作品には触れないこと」「鑑賞中は手をつなぐこと」など、ルールをしっかりと言い聞かせておくことが大切。特に、「鑑賞中は手をつなぐ」は基本ルールとして徹底しましょう。
ルールを言い聞かせるコツは、かならず出かける前に「お約束」をすること。
ルールを紙に書き出して、ひとつずつ説明し、会場に着いたらもう一度「お約束」を確認します。
展示スペースに入ってから「静かにしなさい」「騒いじゃダメ!」と注意するよりも、事前に
「お約束」をして、じっくり話しておいた方が効果的です。
最後に「ルールを守れないときは、すぐに帰る」と伝えておき、もし子どもがルールを守れなければ、約束どおりすぐに帰宅しましょう。大人がきっちり約束を守ることも大事なポイントです。
そのかわり、子どもがきちんとルールを守ってくれたら、「ママもパパもとても楽しかった」「ルールを守ってくれてありがとう」と褒めて、感謝の気持ちを伝えましょう。