もしもの災害に備える赤ちゃんのための防災グッズリスト
万が一の事態に備える「防災バッグ」。このバッグの中には、防災グッズや非常用食料など、入れておくべきものはいろいろありますが、赤ちゃんがいる家庭では「赤ちゃんのためのアイテム」が必須です。
一般的な防災セットには含まれていないアイテムもあるので、しっかりチェックして、必要なものを追加しましょう。
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■防災バッグの準備
防災バッグはいざというときにサッと持ち出せることが大前提。だから「アレも、コレも」と詰め込んで重くなりすぎないように気をつけましょう。とくに赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんを抱っこして避難する必要があるので、注意が必要です。アイテムを厳選する、圧縮袋を使うなどの工夫をして、できるだけコンパクトにまとめておきましょう。
両手がふさがらないように、防災バッグには大きめのリュックが最適です。
また、防災バッグは1人にひとつが基本。ママ用、パパ用に分け、リュックが背負える年齢であれば子ども用も準備しておくと良いでしょう。
■赤ちゃんのための防災グッズ
赤ちゃんがいる家庭で、一般的に用意するものに追加しておきたいアイテムには、次のようなものがあります。
<赤ちゃん用防災グッズリスト>
・おむつ、おしり拭き(3日分を目安に)
・着替え
・ミルクと哺乳瓶
・飲料水(多めに)
・離乳食
・スーパーなどのレジ袋
・抱っこ紐(できれば普段使用しているものとは別に用意する)
・両親の名前、住所や連絡先がわかるメモ
・母子手帳(赤ちゃんに関する情報を書き写したメモでも良い)
・オモチャ
■いざというときに役立つ赤ちゃんグッズ
●粉ミルク
母乳育児だからと、粉ミルクを用意する必要がないと思っているママもいるかもしれません。でも通常とは異なる環境下では母乳が出なくなったり、母乳をあげる場所がなかったりといった場合もあります。このため粉ミルクは用意しておきましょう。
粉ミルクも大きめの缶を用意したくなりますが、計量などできない場合もありますので、個包装タイプが便利です。
●メモ
災害時には、思いもよらないことが起こります。離ればなれになったときでも赤ちゃんの身元がわかるよう、「両親の名前、住所や連絡先がわかるメモ」を準備しておきましょう。
またアレルギーの有無なども赤ちゃんは自分で伝えられませんので、ネームタグに書いて腕につけられるようにするなど、工夫しておくと安心です。
●おしり拭き
熊本地震の際に、現地で被災したママ友から要請があったのは赤ちゃんの「おしり拭き」でした。
赤ちゃんのおしり拭きは、食事、衛生面などいろいろなシーンで大活躍できるアイテムなので、可能なら多めに用意しておきましょう。
●アレルギー除去食
もし赤ちゃんやお子さんにアレルギーがある場合には、アレルギー除去食の携帯は必須です。東日本大震災のときにアレルギーの子どもたちが苦労したというニュースをよく耳にしました。不便な環境下では十分にアレルギーへの対応ができない場合がありますので、注意しましょう。
●着替え
防災グッズを用意して満足してしまうと、見落としがちなことが赤ちゃんの着替えの更新。赤ちゃんはすぐに大きくなっていきます。いま現在着ているサイズがすぐに着られなくなることも多いので、着替えの内容は都度見直しが必要です。