小4の壁が働くママを襲う。学童や勉強についての問題を考える

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働くママの間でよく聞かれるのが、保育園から小学校&学童保育という生活になる「小1の壁」。でも、その壁を乗り越えたと思ったのもつかの間、次に迫ってくるのが「小4の壁」です。

よく「小4の壁」といわれますが、これは生活面、精神面、勉強面といった3つの問題のことをいいます。とくに働くママにとって頭を悩ますのは、生活面での「小4の壁」です。

■働くママを悩ませる「小4の壁」とは!?


小4の壁が働くママを襲う。学童や勉強についての問題を考える

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働く小学生ママの多くは、平日は子どもを学童保育に通わせているという人も多いと思います。2015年から学童の対象年齢が小学校6年生にまで拡大しました。このため「小学校の間は学童保育があるから安心」と思っている人もいるかもしれません。でも4年生になると、さまざまな事情により通えなくなってしまうことがあります。

・学童に入れない
学童保育は6年生まで在籍できますが、地域によっては、定員などの都合により低学年が優先されることもあります。そうすると学童に通うことが難しいという状況に。

・学童に友だちがいない
高学年になると習い事などが忙しくなり、徐々に学童に通う同年齢の友だちが少なくなってきます。そのため、子ども本人が「年下の子ばかりでつまらない」「学童に行きたくない」といいだすケースも。


・放課後に遊ぶ友だちが少ない
「学童に行かなくても、放課後は友達と遊んでいればいい」と思っていても、4年生頃からは中学受験を目指して塾通いをする子も増え、夕方まで遊べる友達がいない場合もあります。

このように、これまで「学童に預けているから安心」だった放課後の子どもの居場所が、4年生からはなくなってしまう可能性があるのです。

■留守番で乗り越えるためには

放課後学童に通わなくなると、子どもは一人でカギを開けて家に帰ることになります。留守番については、子どもの性格やタイプによって、できるできないの個人差がありますので、親は十分考えて判断しましょう。

留守番をさせる場合には、家庭でルール作りをしましょう。とくに家のカギを子どもに持たせるときは、次のような注意すべきポイントがあります。

・カギはとても大切なもの
子どもには、カギの重要性、大切さ、失くしたらどういった問題が起こるかということをしっかり伝えましょう。
必要ない場所でむやみに取り出したり、友達に見せたりするのもNGです。


・カギの持たせ方
外からカギが見えないように持たせないと、紛失リスクのほか、「子どもが一人で留守番している」ということが周りにわかってしまう危険も。

最近のランドセルはカギをつけるホルダーがついているものもあります。キーチェーンやストラップなどを利用し、ランドセルのポケットなどにカギをしまうように伝えましょう。ランドセルからカギを取り出して開けるには、最初はかなり苦労します。何度か練習をしてみましょう。

・カギを開ける際の注意点
周囲に不審な人がいないか気を配ってからカギを開けます。また家に誰もいないと認識されないために「ただいま」と大きな声でいいながら家に入るなども有効です。

自宅でひとりで留守番するには、カギの取り扱い以外にも、誰か来たとき、電話がかかってきたとき、火の取り扱いなど、親子できちんと話し合っておきましょう。


■塾や習い事に通って乗り越えるためには

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学童に通わなくなってからの放課後の過ごし方として、塾や習い事に通うという選択をする家庭も多いと思います。

4年生であれば、学校から帰ったあと自分で戸締まりをして、習い事に向かうことができる子もいるでしょう。塾や習い事であれば、ひとりで過ごす時間が少ないので、ママにとっては安心材料となります。

中学受験を視野に入れているなら、4年生から塾通いする家庭も少なくありません。受験のためではなくても、苦手科目克服のために学習塾に通うのもよいかもしれません。

これまで学童で過ごしていた時間が空くということは、子どもの興味がある習い事に取り組むチャンスでもあります。スポーツや音楽など、子どもが「やりたい」と思う習い事に通いはじめるのもひとつの方法です。

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