■レストランやマーケットのオーガニック事情
オーガニックや地元食材にこだわっているのは、スーパーだけでなく、カフェやレストランも同様です。野菜はもちろん、ワインやコーヒー、紅茶などのドリンクまでオーガニックというお店も少なくありません。
テキサス州では一般的に、アメリカ南部とメキシコ料理が結びついた、タコスやブリトーなどの
「テクスメクス料理」が多く食べられていますが、オーガニックや地元の食材を使用したり、ヴィーガン対応のものもあります。
滞在中は自炊もしていたため、あまり外食はしませんでしたが、友人に連れて行ってもらったカフェ「Hillside Farmacy(
ヒルサイドファーマシー)」でも、野菜に地元のオーガニック野菜が使用されていました。
もともとは薬局というお店は、とてもおしゃれな内装。ジャンクに思えるハンバーガーも、オーガニック野菜を使っていると思うとペロリと食べられます。
またオースティンの象徴ともいえるフードトラックでも、コーヒーやスイーツ、バーベキューから、地元のオーガニック食材やヴィーガン食材にこだわるものまであります。
オースティン各地で見られる、おしゃれなフードトラック。気軽においしいものが食べられます。
「Arlo’s(アーロズ)」のフードトラックは、オースティンで3か所に出店。ヴィーガンに対応したタコスなどが食べられます。
またオースティンでは、毎週6箇所で
ファーマーズマーケットが開催されています。そのひとつ、日曜日に開催されている「Texas Farmers’ Market at Mueller」にも訪れました。
ここで食べたのが、トウモロコシの粉を練って伸ばした皮に肉や野菜をのせ、バナナの皮で包んで蒸した、メキシコ料理の「Tamales(
タマレス)」。優しい味わいで、子どもも夢中になって食べていました。
この店の看板にも、オーガニックが掲げてありました。
このように、いたるところでオーガニック商品を扱っているので、あえて選択をしなくても自然と手にできるのが印象的です。
食に対する考えが、
「安いことが一番」より
「安全でおいしい、地元のものを食べるのが一番」という風に変わっていけば、結果的にオーガニックの食材も低価格で手に入るようになるのではないかなと感じました。
暮らすように旅したオースティン。食事情だけでも、ここなら住んでみたいと思うほどの魅力に溢れていました。
協力:Naho Harvey
子連れでのんびり島旅へ! 沖縄・宮古島の人気ホテルや観光スポットを紹介