連載記事:<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ
探して、見つけて、わくわく! 五感を刺激する「かくれんぼ絵本」<絵本ナビ監修>絵本をえらぶ Vol.43
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隠れているものを見つける作業って、なんだかワクワクしますよね。「探して見つけ出す」遊びはたくさんありますが、絵本の世界にはバラエティに富む楽しい「かくれんぼ絵本」がいっぱい。まずは簡単なものから挑戦して、見つける喜びをわが子に体感させてあげましょう。
みつけてかぞえて どこどこどうぶつ
著:ルース・ラッセル/訳:小林 美幸/出版社:河出書房新社
「みつけてかぞえて どこどこどうぶつ」(絵本ナビ紹介ページ)
ゾウ、トラ、ペンギンにオウム、カメレオン、ちょうちょ…。こちらは動物たちがたくさん登場する絵さがし絵本です。「見つかるかな?」という問いかけの文面は優しく、小さなお子さんにおすすめ。クイズの数も多くないので、ユニークなイラストをゆっくり楽しむ余裕があります。最後に「何がどこにあったか」答え合わせできるので「あれはどこにあったんだろう?」なんてモヤモヤすることもありません。絵本を読んだあとは動物園や水族館にお出かけしたくなるかもしれませんね。
さがしえ12つき
作:なかざわ くみこ/出版社:白泉社
「さがしえ12つき」(絵本ナビ紹介ページ)
昔懐かしい風景とともに、四季のある日本の風習や文化を学べるのがこちらの絵本。季節ごとの行事や、知識が自然と身に付くテーマ性を持った一冊です。
ほのぼのとした家庭の風景に心を癒されながら、日本に根付く暮らしの様子を遊びながら知ることができます。パパやママとだけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんとも会話しながら読むことができます。
ミッケ!1
作:ジーン・マルゾーロ/絵:ウォルター・ウィック/訳:糸井 重里/出版社:小学館
「ミッケ!1」(絵本ナビ紹介ページ)
色とりどりの雑貨やおもちゃの写真からお目当てのものを探すこちらは、ご存じの方も多いはず。「1」は、数あるシリーズの中でも「初心者さん向き」で見つけやすいと評判です。思いもしない場所に隠れているから集中力との勝負! この本を開くと宝物を探すように子どもたちの目が輝いてしまうので、寝る前の読み聞かせにはおすすめできません(笑)。探しものがある程度見つかったら「○○はどこ?」なんて、親子でオリジナルクイズを出し合うのも楽しいですね。