床材や壁の色などを自分好みに仕上げてみたい。賃貸でも、住まいにオリジナリティを加えたい。いま、原状復帰の賃貸をカスタマイズする、
「賃貸DIY」がどんどん進化しています。
今回お伺いしたのは、ダイニングとリビングのスペースをひとつにまとめ、カフェのようなラウンジスタイルの
EHAMIさん宅。
食事をとるダイニングテーブルと、ゆったりくつろぐソファを分けないことで、家族みんなが集まりやすく、一体感が生まれます。
3歳の息子さんのママでもあるEHAMIさんに、子育てしながらでもできる
賃貸DIYと
インテリア術を伺いました。
▼EHAMI(えはみ)さんファミリー プロフィール
・家族構成:夫(29歳)、妻EHAMIさん(31歳)、3歳の男の子との3人暮らし
・居住エリア:千葉県
・住宅形態:賃貸マンション 1LDK
blog:
http://ehami123.blog.jp/
Instagram:
@ehami123
■DIYを味方につければ、「家の古さ」は問題ない!
今回お伺いしたEHAMIさんもDIYの魅力にはまったひとり。
「初めてDIYにトライしたのは、3年半ほど前。テレビ番組で、DIYでのリフォームを特集していて、やってみたい! と思ったのがきっかけです」
その後、引っ越すことになり、「古い家でもDIYすればいいんだ」という前提で物件を探し始めたEHAMIさん。
「古さ」を克服するアイディアを知ったことで、物件選びの幅もぐっと広がったといいます。
引っ越してきてちょうど1年になるという現在のお住まいは築40年に届きそうな、52㎡の賃貸マンション。懐かしくレトロな雰囲気は唯一無二の温かみがありますが、その反面、設備や間取りなど、築年数ならではのデメリットも否めません。
そこでEHAMIさんは、部屋全体の大改造に乗り出しました。
まず床は、もとのフローリングの上にパネルタイプの
“ウルティモフローリング”を敷き詰め、雰囲気アップを。
そしてリビングの壁面は、鴨居に柱となる板を打ちつけ、そこをベースに
構造用合板を貼りつけた力作です。
「梁の部分は、貼りはがしが可能な専用糊
“スーパーフレスコイージー”を使って、壁紙の上から、好きな壁紙を重ねています。リノベーションしたような感じにしたかったので、コンクリート風を選び、さらに
打ちっぱなし感を出すために、ペイントを重ねました」
しっかりと柱になる板を取りつけたうえに壁を貼っているおかげで、テレビや棚板などの取りつけもOK。