連載記事:ゆめを叶えた大人の子ども時代、ヒヨっ子ちゃずのイラストインタビュー

「めざせポケモンマスター」Wミリオン マルチタレント 松本梨香 【ゆめを叶えた大人の子ども時代、ヒヨっ子ちゃずのイラストインタビューVol.5】



■三途の川で、家族に報告できる人生を

ちゃず:松本さんが発起人となっている「まんまるプロジェクト」とは、どんなプロジェクトですか?

松本:いつも支えてくれている子どもたちに何か恩返しをしたいな、と思って始めたプロジェクトです。最初にやったのは、オリジナルのグッズをつくって販売し、その売上で子どもたちが必要としているワクチンを買う、という活動でした。

東日本大震災があったときも、すぐに仲間と連絡を取り合って動こうとしました。でも、周囲から慎重な行動を求められたんです。このときは、近くに困っている人がいるのに、なぜすぐに助けられないんだろう、となんとも言えないもどかしさを感じました。

ちゃず:そういうとき、自分のやっていることが本当に正しいのかどうか、迷いますよね。

松本:「まんまる」とは人と人を繋ぐ輪、愛、HAPPY、あふれる笑顔を繋げるチャリティー活動です。

まんまる精神を忘れずに、これからも仲間たちとずっと続けて行きたいと思っています。


実際に活動している中で後押ししてしてくれる奇跡がいたるところで起きるというか、沢山の“まんまる”と遭遇するんです。

例えば、偶然出会った2匹の蝶々が頭上を旋回して“まんまる”を描いたり、沖縄のチャリティーイベントの帰りにバスを降りたらちょうど真ん前に虹が出たり。

そういうのを見ると、すでに他界した父や母、兄が応援してくれているような気がするんです。

「めざせポケモンマスター」Wミリオン マルチタレント 松本梨香 【ゆめを叶えた大人の子ども時代、ヒヨっ子ちゃずのイラストインタビューVol.5】

ちゃず:本当に、そのとおりだと思います。ご家族のみなさんが松本さんを応援されているんですね、きっと。

松本:私のなかで、「家族」というのは永遠のテーマなんです。松本家でたくさん愛情を受けて育ったから、そこで育んだ笑顔を「まんまる」プロジェクトを通してみんなに伝えるのが使命の様な気がしてます。

30年近くこの業界にいて、自分のやりたいことに賛同してくれる仲間も増えてきました。
であれば、自分が旗を上げなければいけないと。

人と人をつなぐ“かすがい”のような存在になって、もっとたくさんの人を笑顔にできる自分自身になりたいと思っています。

「めざせポケモンマスター」Wミリオン マルチタレント 松本梨香 【ゆめを叶えた大人の子ども時代、ヒヨっ子ちゃずのイラストインタビューVol.5】

ちゃず:松本さん、なんだか座長みたいですね!

松本:そんな風に言ってもらえると嬉しいです。でも、気持ちのよい人たちが集まれば、どんなことも大変だと思わなくなるはず。私は、人が好きなのでみんなが笑顔になれば、周りによい人たちが自然と集まる気がします。

家族が見守っていると思っているので、いずれ自分が他界するとき、三途の川で自分のやってきたことを家族に報告すること。そして、家族に褒めてもらいたいなぁと思います。

ちゃず:ご家族もきっと喜ばれると思います。
松本さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

「めざせポケモンマスター」Wミリオン マルチタレント 松本梨香 【ゆめを叶えた大人の子ども時代、ヒヨっ子ちゃずのイラストインタビューVol.5】

取材をとおしてわかったのは、松本さんは生死と向き合ってきたからこそ、常に「自分はいま、後世に何を残していけるのか」を意識しながら生きているのだ、ということ。「声優」という肩書きを飛び越えた、計り知れない行動力と思考力をもつ方です。笑いあり、涙ありの素敵なお話から、たくさんパワーをいただき、「なんだか生きていてよかったなあ」と思いました。

そして、帰りの電車のなか、私も思わず考えちゃいました。「ちゃずには、どんな使命があるんだろう?」と。

取材協力/キネコ国際映画祭
http://www.kinder.co.jp/index.html


取材:イラストレーターちゃず  文:馬島利花 


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